ESG活動 ESG Acivities

社長メッセージ

日頃は当社グループの環境活動にご理解いただき深く感謝申し上げます。

さて、新型コロナウイルス感染拡大が始まってから早くも3年経ちました。多くの方が亡くなられ、今なおウイルス感染で苦しまれている方が多い状況ではあります。
一方で日本を含む世界各国は、各種ウイルス対策によりその出口に近づいており、経済や生活そのものも通常に戻りつつあります。時間はかかりましたが、人類のこのウイルスへの勝利宣言が間もなくなされる時が近づいてきていると思います。

また、今後コロナで疲弊した経済をどう立て直していくかが真剣に議論されるようになりました。2023年1月のスイスのダボス会議でも、世界各国の政財界のトップが一同に会して様々な問題について意見を交換されていました。その一つがグリーンディールであり、グリーンイノベーションでした。再生エネルギーや電気自動車の開発普及は新型コロナウイルス感染症流行前から進められてきたことではありますが、これを更にスピードアップしていくことが世界の新しい流れになってきていると思います。

日本でも2020年に当時の菅首相が所信表明演説のなかで、日本としても2050年のカーボンニュートラルを目指すと正式表明し、現岸田内閣に受け継がれています。
具体的には2050年のカーボンニュートラルを果たすため2030年に、2013年比で46%のCO2削減という目標を掲げています。

そのためには、基本的により炭素を出すものは使わない方向に進んでいくことであり、産業界ではGXへの取組みが本格的にスタートしつつあります。GXとは「グリーントランスフォーメーション」の略で、脱炭素化やカーボンニュートラルを含む、経済社会システム全体の変革の取組みを進めるものです。さらに、岸田首相の音頭で「GX実行会議」が2022年7月に設けられ150兆円ものGX投資を官民で進めることになりました。

当社グループとしてもこうした環境、気候変動対策に積極的に対応するのはもちろんのこと、SDGsプロジェクトを社内でしっかりと推進して参ります。

今後ともご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2023年3月

泉州電業株式会社
代表取締役社長 西村 元秀